12/23 桜美林大学新宿キャンパスで開催された公開シンポジウム
大学プロ経営者&職員育成をどうするか
―大学院プログラムの課題―
には、申し込みお断りが出るほど、会場満員の参加者数を経て盛況でありました。
<前記事はこちら> いろいろ内容を書きたいところですが、とりあえず、当日参加が出来なかったある方から頂いたお問い合わせについて記します。
> 立命館の話は多少聞いたことがありますが、名城大も動きを見せてますし、関心がありますね。しかし、名城大のコースにはニーズがあるのでしょうか。
名城大は、あの切れ者の池田さんが、自身の社会人学生指導の経験(名古屋大大学院の大学職員向けコース、初・中等教員向け研修会等)を踏まえて、コンセプトを練り上げていますので、なかなか期待できそうです。
*ターゲットは若手と中堅の大学職員&初・中等教員
*教育マインドと経営マインドの統合
*“現場”を創造できる人材の育成
*PBL(Project-Based Leaning)による授業展開=現場の課題を発見し解決していくための“スキル”の修得を重視> 関東の桜美林、関西の立命館、中部の名城という図式が成るのでしょうか?
そう言えなくもないでしょうが、先行する桜美林は、最も多くの教員・科目を有し、通信制も持って総合デパート的に展開しているのに対し、他の大学はそれぞれにコンセプトを絞って来ていますので、単純な地域分担という訳でも無いと思います。
それから、
マイスターさんの記事へのコメント(文字数制限の関係でここに記載)です。
さすが、ずばっとポイントをつきましたね。同感です。
これは、以前から多くの関係者(特に学んでいる人たち)も感じていたと思います。
でも私は以下のように納得しています。
>○大学職員育成大学院の卒業生の、キャリアモデルとしては、
> どのようなものをお考えか?
“そもそも”(当日のキーワードのひとつでしたね:正確には“そもそも論”)、近代日本教育史を紐解いた時、新しい種類の学校や教育課程が登場した際に、卒業生のキャリアモデルが明確にイメージ&用意されていた事は意外と少ないのですよ。
まあその点について、提供者が変に開き直って全く考えていないとしたら困りますが、なんといっても新しい分野や働き方を作っていこうという事ですから。学ぶ側にも自ら切り込んで創造していく覚悟が必要です。
“そもそも”(また登場)、お膳立てされたルートに安心するのではなく、自らの固有の世界を創造していくのが、プロフェッショナルというものだと思います。少なくとも、自分はそのようなつもりでやっています。
>○大学職員のレベルアップの場としての「大学院」のプログラムというのは、
> どう位置づけられるのか?各種の研修や、専門学校などと異なるところはどこか?
> またMBAの非営利組織コースなど比べての特色や優位性はどこにあるのか?
これは、シンポの報告の中である程度出ていたと思いますが・・・。
*時間をかけないと修得が難しい“スキル”の修得。
*修士というアカデミックなコミュニケーション基盤
MBAとの違いについては、「MBAでの内容やスキルがある程度応用できるにしても、それで教育の現場の問題を全てカバーできるわけではない、教育にはやはり固有の内容やスキルが要求される世界がある」、ということではないでしょうか。
posted by N.IDEMITSU at 10:37|
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